有段者でも難しい!取られそうな角、最善の使い方は?【将棋ウォーズ実戦振り返り1】

将棋ウォーズの私の実戦で、振り返りをしていて非常に面白い手順があり、それを問題形式でご紹介します!
問題

私が後手番で、相居飛車からお互い激しい攻め合いの将棋になっています。
ここから、AI解析で唯一後手良しになる手順が非常に難しかったのでご紹介します。5手セットの手順です。
非常に難しい手順ですが、力自慢の方は考えてみてください。少なくとも高段者レベルの難易度だと思います。
ヒント:角はただ取られるのではなく、最後に一仕事をさせます。
↓ この下が解答です
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解答・解説
☖2五桂打 → ☗2七金 → ☖2六角【途中図】

2五桂打として金取りにしてから、2六角と角をタダ捨ての位置に出るのがものすごい構想です。
☗2六金 → ☖3七桂成【解答図】

途中図からは当然、相手は角を取ってきますが、3七桂成と成り込み、飛をいじめることができます。
この局面で後手わずかに有利 (200点ほど) の展開のようでした。
なぜ角損でも成立するのか
この手順で後手は角を丸損しますが、それでもやれる理由は次のとおりです。
先手の金が守りに効かない位置にずれる
飛をいじめて手番をとり、攻め続けられる
成桂が敵玉の左側を強力に抑える
8七歩成のような楽しみな攻めも残っており、攻めがつながる目途が立っている
とはいっても、丸々と角を損するこの手順で後手が互角以上にやれることに感心しました。
実戦では
実戦では難しい局面に混乱しつつ、☖8七歩成とシンプルに攻め合う手を指しました。
しかし、この攻め方では敵陣への食らいつきが弱く、一気に形勢を損ねてしまいました。
まとめ
それにしても、この局面はは
解答図で後手が指せるという大局観・決断力
初手の桂打ちをして、角を捨てるという手順の発見
難しさが2段階にある局面であり、自分の実力で指せなかったのはミスではなく仕方がなかったと諦めが付くくらいだったと感じます。
ただ一方で、2五桂打は部分的な手筋の手で、考えてみたくなることを考えると、プロなら発見しそうだとも思いました。
このように、犠牲を払ってでも金を上ずらせると厳しい攻めがつながるというのは強く意識に入れておきたい所ですね。


