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才羽のザッキログ

将棋執筆・出版

【将棋】なぜ、勝つために形について学ぶことが重要なのか?

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目次
  1. なぜ「形」を知るだけで勝率が上がるのか?
  2. 良い形での将棋は、綺麗なフォームでスポーツをするようなもの
  3. 形を学ぶと具体的にどう強くなるか?
  4. 形の例
  5. まとめ
  6. 【お知らせ】形に少しでも興味を持った方に向けて

なぜ「形」を知るだけで勝率が上がるのか?

初級者の方は、
「相手の手を読めるようにならないと勝てないんだろうな」
「詰将棋を解けるようにしないと」

と、思いがちだと思います。

もちろん、将棋は読みが重要ですし、詰将棋の力も間違いなく効いてきます。それは間違いありません。

しかし、見過ごされがちですが、他にも強くなるために重要なポイントがあります。
形の良し悪しの感覚です。

将棋でいう「形」は、厳密に説明しにくい言葉ですが、感覚的には、駒どうしの位置関係や連携のよしあしだと考えてください。

そして実は、この「形の良し悪し」を理解することが、将棋の上達にものすごく効きます。
というのも、将棋の局面はさまざまな形の集合体でできているので、良い形を作り、悪い形を避けるだけで、自然と局面が良くなるからです。

特に悪い形は、全体が崩壊するような「致命的な弱点」になります。
逆に、相手の陣形に悪形を見つけることができれば、「この弱点を突けないか?」と考えるだけで、良い手が浮かびやすくなります。

「悪形」を徹底的に避けることを意識するだけでも、簡単に崩れて負けることが大きく減ります。
そして、金銀が連携し、隙の少ない“良い形”を作れれば、上級者でも簡単には崩せません。

形についての理解が深まれば、実戦での勝率は確実に上がります!


良い形での将棋は、綺麗なフォームでスポーツをするようなもの

将棋の形を理解することは、スポーツで正しいフォームを身につけることによく似ています。

スポーツでもフォームが崩れていると、どれだけ力があってもパフォーマンスを発揮できません。
それと同じで、将棋で悪い形を作ってしまうと、駒の力を十分に引き出せなくなるのです。

逆に、良い形=正しいフォームが身につくと、それだけで将棋全体が非常に安定します。
手を深く読めなくても、自然と勝ちやすい局面が作れるようになります。

形を学ぶと具体的にどう強くなるか?

初級者レベルの将棋では「複雑な詰みを逃したか?」とか「どれほど好手を指したか?」よりも、
悪い形を放置したまま進めた結果、そこを突かれて一気に負けてしまうというパターンが圧倒的に多いです。

つまり、深い読みがなくても、「悪形を作らない」「悪形を修正できる」というだけで確実に実力は上がります。


もうひとつ、形の感覚が育ってくると、実戦的に嬉しい変化があります。
それは直感で良い手が浮かびやすくなることです。

「形が良くなる手」や、「悪形になるのを避ける手」は、好手になりやすく、こうした手が思い浮かぶようになれば自然と指し手の精度が上がります。
特に将棋ウォーズなどの、短い持ち時間の対局では、その効果が抜群です。


加えて、「形の良し悪し」を理解することは、詰将棋が上達することや、手を深く読めるようになるよりも、はるかに簡単です。初級者が強くなるために、最もコスパのいい分野だと思います。

形の例

「形」にピンと来ていない方もいるかもしれません。

例えば、代表的な悪形として、「壁形」があります。
これは、例えば次の図のように自陣にいる銀や金が、玉の逃げ道を潰してしまっているような形のことです。

本来は玉を守るはずの金や銀が、逆に玉の動きを邪魔してしまっています。そのせいで玉が動ける範囲がぐっと狭くなり、詰まされやすくなってしまうのです。

これを知ってから、代表的な将棋の囲いである美濃囲いを見ると、金銀が壁形にならず、自在に玉が動ける形になっていることも分かりますね!

それでいて、金銀がしっかりと互いに連結しあっているので、美濃囲いはやはり非常に良い形です。

このように、どんな形が良くて、どんな形が悪いのか、といったエッセンスを掴んでいけば自然と良い手が浮かびやすくなっていきます。


まとめ

もしあなたが、

  • 何が悪かったのか分からないまま相手の技が掛かって負けることが多い

  • 序盤、中盤で指す手に困って持ち時間を減らしてしまう

  • 定跡を覚えても、少し状況が変わると活かせない

と感じているなら、形を学ぶ価値は大きいです。

「まずは崩れにくい、負けにくい将棋を指せるようになりたい」という方には、形を学ぶ、意識する、というのはかなり重要な内容です!


【お知らせ】形に少しでも興味を持った方に向けて

形の大切さは分かっても、実際には
「何を良形と呼ぶのか」
「どんな悪形を覚えればいいのか」
「実戦ではどう役立つのか」
を、まとめて学べる機会や、コンテンツは案外少ないです。

そこで私は、こうした将棋の形の基礎的なエッセンスをまとめて学べる本を書きました。この記事で触れた内容は、その入口にあたる部分です。

詰将棋や定跡とはまた違う角度から、将棋を強くしたい方に向いた内容です。
形を武器にしたい方は、ぜひお読みください!


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