ありそうで無かった、将棋の「形」の入門書を書きました!

目次
ご無沙汰しておりました。さいばです。
以前、将棋の初心者〜級位者向けに「考え方」をテーマにしたKindle本を出版したのですが、おかげさまで想像以上に多くの方に読んでいただけているようで、本当に嬉しく思っています。
売上の数字が増えるたびに、「どなたかが今日も読んでくれた」と、感謝の気持ちが込み上げてきます🙇♂️
↓1冊目の出版時に書いた記事です
↓『脱初心者!将棋の考え方』(1冊目)Kindle販売ページ

脱初心者!将棋の考え方
Amazonで見るそして、書きたかった2冊目が完成・販売開始しました!
1冊目では「考え方」を中心に書いたのですが、分量的・労力的に書ききれずに削った、大事なテーマがありました。
この度、それを元に2冊目となる、初級者向けの本の執筆・出版を行いました!
その今作のテーマは、将棋における「形」です!
↓商品ページはこちら!(kindle unlimited会員の方は無料で読んで頂けます!気軽にパラパラと見て頂けますと非常に嬉しいです!)

脱初心者!将棋の基本フォーム
Amazonで見る※第2巻としていますが、前著とは独立した内容のため、今回から読み始めても全く問題ありません。
「形」というテーマの重要さ
将棋における形とは、おおむね、「盤面の部分的な駒の配置」のような意味で使われる言葉です。
そして「形」は、将棋の上達においても、実戦で勝つためにも非常に重要です。
上級者は間違いなく、局面を見た時に「形の良し悪し」を意識しています。
例えば、
この金銀の配置なら守りは堅いだろう
駒の位置関係が悪いから両取りをかけられそうだな
玉頭の守備が薄く、危険そう
みたいな感じです。
形を学べるコンテンツが少ないという問題
将棋における「形の良し悪し」の感覚は非常に重要ですが、現状では、体系的に教えてくれるようなコンテンツは非常に少ないと感じています。
形の良し悪しが分かる上級者も、それを誰かに教わったわけではない、という方がほとんどだと思います。
つらい負け方を繰り返すことで覚えたり、「桂頭は弱い」「壁形は危険」みたいな断片的な情報を積み重ねるなど、とても遠回りな学び方を強いられています。
本来なら、形の良し悪しについては、初心者や級位者こそ最初に知っておきたい領域だと私は感じています。
初心者~初級者の将棋を見ていると、悪形を放置したまま進めてしまい、そこを相手につかれて一気に負けるという展開が本当に多いのです。
これは、「詰みがわからない」「攻め方がわからない」という悩みと同じか、それ以上に深刻な問題です。
悪形の危険性を意識していないまま、序盤の作戦を勉強したり、詰将棋をやったとしても、なかなか勝てるようにはなりません。
「なんで負けたのか分からない」「自分には将棋が向いてないかも…」となってしまいます。
これでは、将棋が面白いと思える前に心が折れてしまうはずです。
「形の感覚」は、スポーツでいう“基本フォーム”
形の基本的な感覚を身に着けることは、スポーツで“基本フォーム”を身に着けることにとてもよく似ていると思います。
自己流の悪いフォームのまま練習しても、なかなか結果は出ません。
練習しているうちに、徐々にフォームが改善されていくことはあるでしょうが、それではとても時間が掛かり、回り道になってしまいます。
将棋で形の良し悪しが分かるようになる、ということはこれと同じようなものだと思います。
そして、形という土台(フォーム)が整えば、それだけで対局で崩れにくいです。
悪形を避け、好形を意識して指せば、直感的に好手が浮かびやすくなり、手の精度が上がります。
好形でできた陣形は、上級者でも簡単に攻め倒すことはできません。
確実に実戦で勝ちやすくなるはずです。
また、形の良し悪しは、一度基礎が分かってしまえば、戦法が変わっても活かせる普遍的な知識でもあります。
そんな「形の基礎」を網羅的に学べる入門書を作りました!
今回書いた本は、将棋の初心者〜級位者が、形の基礎をまとめて学ぶための入門書という位置づけです。「実戦で重要な形を全部学べる」ことを目指しました。
形だけにテーマを絞った本は非常に少なく、かなり珍しい切り口の一冊となっていると思います。
本書では将棋の形を、
悪形:ほぼ確実に避けるべき形
危険形:無害なこともあるが、状況によっては致命傷になる形(危険形は私がオリジナルの用語です)
好形:理にかなっていて、優れた形
の3つに分類し、実戦で非常によく出てくる形について、なるべく網羅的にまとめています。
これらについて、なぜその形が悪いのか、どんな時に危険なのか、なぜその形は好ましいのかといった点を、丁寧に解説しています。
将棋本によくある、長い棋譜の羅列(☗7六歩、☖3四歩、…のようなもの)も極力避けて、細かく図面を入れて、初心者の方にもなるべく読みやすいようにしています。
対象読者
初心者から級位者を想定読者としています。(将棋ウォーズや将棋クエストで言えば、3級くらいの方までにはお役に立てるかと思います。)
初心者に近い方にとっては、形についての基礎知識を網羅的に学べる入門書として、役立てて頂けると思います!
3~4級くらいのレベルの方にとっては、既に知っているという内容は多々含んでいると思います。
しかし、流し読みして頂ければ、悪形として十分にリスクを認識していなかったという形や、なんとなく知っているつもりだった形についてより深い理解をすることができるかと思います。これにより、「フォームの矯正効果」があると思っています。
もっと強い方には、本の内容はお役に立てないものになってしまいますが、本記事の話題に共感してくださったらいいねを押して頂けると励みになります<(_ _)>
何が悪いのか分からないが、気付いたら相手に厳しい技を掛けられてしまっている
詰将棋や次の一手などをやっているけど、いまいち勝てずに伸び悩んでいる気がする
観る将だけど、中身も少し理解したい
こういった方には是非手に取って頂きたい一冊です!
終わりに
私は将棋が好きで、かつ「将棋を指すのが好きな人が増えてほしい」、「挫折せず楽しんでもらいたい」、と思いながら、この将棋入門書のシリーズを書いています。
今作も、将棋に興味がある読者の、「強くなる一歩」に役立てて頂ければとても嬉しいです。
シリーズが好評でしたら、今後も、初心者〜級位者がつまずきやすく、類書がないテーマを中心に執筆をしようかと思っています。
読んでいただけた方は、レビューや感想など大歓迎です!
今後の執筆の励みにもなります🙇♂️
ここまで長文をお読みいただき、ありがとうございました!
本書の修正履歴情報について
誤植
玉の逃げ道がなくなってしまう「壁形」のセクション
誤:後手は☖6八銀と詰ます手を狙っています。→正:☖6八金
中央付近に居座る馬のセクション
誤:後手は、本来は☖7四歩などと陣形を盛り上げる手を指したいところですが、→正:☖6四歩


