2026年、Kindle出版は穴場ではないと思う理由

Kindle出版は穴場みたいな記事を、Noteでも見かけることがあります。

数年前であれば、それも現実味がある話だったかもしれません。
ただ、2026年の今では、そのまま信じるのは少し違う気がしています。

この記事では、実際にKindleで本を出した経験をもとに、今のKindle出版の正直な感覚をお伝えしようと思います。
Kindle出版に興味がある方に、現実に近い話として読んでもらえると嬉しいです。

私自身、実際にKindleで本を出してみて思うのは、今のKindle出版は、とりあえず書けば売れる世界ではまったくないということです。
むしろ、かなりの割合で「無風」に終わります。

実際のところ、売れない本は本当に売れない

ぶっちゃけた話から始めると、実際にやってみるとよく分かりますが、Kindleは、とりあえず書いて出すだけでは、本気で売れません

無料キャンペーンを打てば、多少読んでもらえます。
しかし、有料に戻した瞬間に売り上げはほぼゼロになります。

kindle unlimited(読み放題サービス)の収益もあるから、ゼロにはなりにくいという説明もよく見かけますが、それでも見つけてもらえずゼロという可能性はかなり高いですし、売れても月に数十円程度だったりします。

これはKindle出版をやった人の多くが経験することだと思います。
「副業で月数万円」みたいな話が目に入りやすいだけで、その裏にほぼ読まれていない本が山のようにあるのは間違いないでしょう。


Kindle出版をライティング副業のように考えたとして、商品設計や宣伝などが噛み合わないと、副業として期待するレベルになるのは厳しいと思います。書く労力に対して、ゼロか数十円に終わる可能性は高いです。

「誰でもAmazonに本を並べられる」のは事実ですが、「売れる」は別の話です。

また、ある程度売れたとしても、販売開始した直後が売り上げのピークであり、徐々に収益は減少していきます。
残念ながら、一度出せばストック収入になるかと言われれば、これも大体の本では難しいと思っています。

数年前は、たしかにもう少し夢があったのかもしれない

過去に書かれたKindle出版の記事や体験談を読むと、少し時差のようなものを感じます。

こういった記事では、
「まだ空いている」
「個人でも十分チャンスがある」
という空気があります。

実際、その当時は本当にそういう面があったのだろうと思います。

「Kindleは穴場」みたいな言葉は、全部が嘘だったわけではないはずですが、それは当時の市場感覚であって、2026年の空気とはかなり違うと思っています。

問題なのは、その成功法則や空気感が今でも通用すると思ってしまうと、ギャップがあるのではないかというところです。

電子書籍市場は伸びているのでは?

電子書籍が伸びている、という大きな話だけを聞くと、
文字中心の実用書やエッセイや解説本にも、同じように追い風が吹き、チャンスが多いように感じられるかもしれません。

しかし、電子書籍全体で見れば、市場は伸びていると言われていますが、その中心はコミックです。ここはかなり大事な点だと思います。

文字だけの本は、電子書籍全体の勢いを、そのまま受け取れるわけではなく、むしろ、Kindleで個人が出すような本は、競争が激化しているように思います。

AIで参入障壁が下がったぶん、平凡な本はますます厳しい

さらに、ここ数年で大きく変わったのはAIの存在でしょう。

AIによって、個人が本を出すまでのハードルは間違いなく大きく下がりました。

しかし、そのぶん当然ですが、参入者も増えます。
似たような内容、似たようなテーマ、似たような切り口の本も増えます。

出すことの難しさは下がったが、埋もれないことの難しくなっているのも間違いないでしょう。埋もれないためには、何かしらの独自性、差別化、著者ブランドなどが必須です。

それでもKindle出版に価値があるとすれば

Kindle出版はもうやる意味がないのかといえば、本気の副業としてやるのであれば、他に良い方法があるのではないかと思っています。

そんな中でも、やる価値があるとすれば、あのAmazonに自著を並べることができる満足感が一番大きいと思っています。

これも実際にやってみると分かる経験ですが、電子書籍とはいえ、自分の知識や体験を1冊の本として完成させるというのは、金銭的な部分とは別に中々に達成感や満足感のある経験だと思います。

収益を大きく期待するというより、少数でも読者に届いたらうれしい、”あわよくば”少しお小遣いになるかもしれない。私はそのくらいの距離感が、今のKindle出版にはちょうどいいのではないかと思っています。


まとめ

整理すると、こういうことだと思っています。

  • 「とりあえず何でも出せば売れる」は、今はかなり難しい。特にAIで雑に作るだけのものでは余計に無理だと思う。
  • 数年前の穴場感は、当時の市場環境の話で今は違う。
  • 電子書籍の伸びはコミック中心で、文字ものの土俵はそれほど大きくない。
  • AIで作成が楽になったが、埋もれるリスクも同時に増えた。
  • 金銭的な目的でやるなら、少なくともただ書いて出すだけでは無理で、戦略をかなり考える必要がある。
  • 結論、Amazonに自著を置けること自体に価値を感じられる人向けだと思う。

私もKindle出版については、自分なりに試行錯誤しながら考えてきました。

  • なるべく挫折せず、現実的に続けるための考え
  • 私が実際に初めて本を出すまでの執筆や出版までの経験談

をまとめたものとして、『Kindle出版で挫折しないための本』 という本も書いています。

「うまくいく方法」や「簡単に稼げる話」を書いた本ではなく、体験をもとに、なるべく現実的なことを書くようにしました。

この記事を読んで、Kindle出版に少し興味が湧いた方や、過剰な成功談ではない話を読みたい方がいれば、手に取っていただけるとうれしいです。

(📚kindle unlimited会員の方は無料で読んで頂けます!気軽にパラパラと見て頂けますと非常に嬉しいです!)

kindle unlimitedの登録はこちら↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました